2007年05月01日

矢作俊彦「ららら科學の子」

ららら科學の子ららら科學の子
矢作 俊彦

文藝春秋 2003-09-25
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 矢作俊彦氏といえば、高校時代に読んだ「気分はもう戦争」が好きで強く印象に残ってます。
あれまた読みたいなあ〜とか思いつつ、何となく手に取った本がこれです。

これは科学の本でもアトムの本でもありません。文化大革命の混乱のさなか中国に密航し、その後中国の田舎で生活していた全共闘時代の日本の青年が30年ぶりに帰国するという小説です。
不便極まりなかった山奥の農夫の暮らしから一変、ベンツに迎えられ携帯電話を持たされ…。30年前に別れた幼い妹を探す。
登場人物の台詞に国籍、国境、中国やアメリカの歴史、いろいろ考えさせられました。

東京の当時と現在の姿を比較する描写がいたる所に見られますが、この世代で東京を知る人には楽しめるのかもしれません。

しかしこのポップすぎる装丁デザイン、最後まで内容とイメージがどうも重ならず…。
posted by nyro at 01:03| Comment(0) | TrackBack(0) | book | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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